12月2011

2011年12月22日|旅に関する宿題

明日から連休(早い人は年末休暇のスタートでしょうか)
旅行を計画されている方も多いと思います。

フィルムコミッションの多くが観光振興を目的とする中、観光庁がスクリーンツーリズム促進プロジェクトを平成22年度に展開し、事業運営と委員会の事務局の一部をJFCも担当しました。

その委員会では、「もう一度、“旅”についても考える必要があるのではないか」と委員の方からは重い指摘も受けたところです。

映像を活用した観光振興に関して、よく引き合いに出されるのが映画「Australia」
この作品については評価が分かれるところですが、先入観的に聞いていた評価とは別に、興行収入はアメリカやオーストラリアでは、成功しているようです。

映画ではありませんが、そのオーストラリアの旅文化を描いた文学作品が、配信を受けているメルマガで紹介されました。

ブルース チャトウィン(1994)『ソングライン』めるくまーる社

これは、旅というより「移動」を生活基盤とするアボリジニの足跡が表現された歌「ソングライン」を巡る紀行文とのこと。

一年越しの宿題の一部として、年末の休みで500ページを読破できるか、チャレンジしてみたいと考えています。

2011年12月12日|文化的価値の評価

本日配信の会員向けJFC Mail Newsで、NPO活動の交流会に参加した報告をいたしました。
この交流会は、中央区が地域のNPO活動支援策の一貫として運営している「協働ステーション中央」の事業として開催されたもので、文化活動を担っているNPO団体や企業の方の集まりで、JFCからは会員FCが取組む文化を核とした地域コミュニティ強化等の取組みを紹介しました。
※概要は、以下をご覧ください。
http://blog.canpan.info/cs-c/archive/404

この会で、「フィルムコミッションの活動を定量的に評価する指標はどのようなものですか?」という質問をいただきました。
これまで、ロケ隊消費額や支援作品をきっかけとした観光客誘致による経済効果、撮影件数そのものなどで評価されてきましたが、JFCが話題提供した文化活動としての成果を定量的に評価するのは難しい状況にあります。

ご質問下さった方は、発展途上国とされる国々で子供たちの教育環境を改善する活動をされているNGOに所属されている方です。
人材育成なども、定量的な評価を求められるようになってきていますが、それに違和感を覚えつつ、良い手法の開発に取り組んでいるとのことでした。

あくまで個人的な見解ですが、人材育成や文化振興の果実の一つは、コミュニティ力(ちから)の強化と言って間違いないと思います。
では、何をもってコミュニティが強化されたとするのか。その答えの一つは、国王の来日でいわばブームになった感のある「幸福量」という考え方ではないでしょうか。
または、「ソーシャルキャピタル」という言葉に表される人のネットワークに価値を持つ考え方もあります。

これらを定量的に評価するというのは、フィルムコミッションの活動を評価するより難しいことです。しかし、内閣府も新たなに「幸福度」を図る指標を12月5日に公表しています。

幸福度に関する研究会報告

これらの結果も踏まえて、新しい指標ができないかと考えています。

皆さん、お知恵を授けて下さい!